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- 池袋校
初めての担任
忘れられない生徒さんは大勢いますが、最も印象に残っているのは、個人ではなく、中央高等学院に勤め始めて最初に担任をしたクラス全体です。
当時はまだ、暴走族が健在なころで、私のクラスにもかなり気合の入った面々が揃っていました(1年ですでに)。中学時代から様々な武勇伝で名前が売れている生徒もいました。
元気があり余っているのか、授業中でも全く大人しくしておらず、授業しているこちらは、1コマ終わるだけで疲労困憊となる始末。それでも、彼らはこちらの状況はお構いなしに日に日にパワーアップしていきました。あまりにも態度が悪く、同じビルの別のテナントから毎日おこられたり、ついにはビルの壁をぼろぼろにされたり・・・。
いったい、どうしたらこの生徒達にきちんとした学校生活を送らせてやることができるのか?このままでは3年で卒業どころか、途中で退学してしまうに決まっている・・・同僚や上司の先生方と試行錯誤する日々が続きました。
結局、出た結論は、生徒一人一人と向き合ってコミュニケーションを図ること。
当たり前のことなのですが、学校に余程いやな思い出があるのか、一々こちらの言うことにつっかかってくる生徒も多く、ことはそう簡単にはいきません。問題行動のある生徒を放課後や時には授業中につかまえて、腹を割って話をしました。
いったい今何をしたいのか、将来どうしたいのか、一人ずつばらばらな思いを一つ一つ聞き、解決しないまでもこちらが理解していくうちに少しずつ、皆の行動が落ち着いていきました。
もちろん、きれいごとばかりではなく、思い切り怒鳴りつけたこともたびたびありましたし、逆に殴られるかなと、覚悟したことも結構ありました(しかし、さすがに本当に教師を殴る子はいませんでしたが)。また、ある程度落ち着いたと思ってからも、校外では乱闘騒ぎや喫煙・飲酒などの行為が発覚することもあり、その度に苦労が無駄になったかとがっくり。
それでも、曲がりなりにも三年の卒業式が近付いてきたある日のことでした。生徒の一人が一枚の色紙を持ってきました。そこには生徒達から僕へのメッセージがびっしり書き込まれていました。さんざんやり合ったり怒鳴ったりした子たちからの思いがけない贈り物です。その場はごまかしましたが、後から読み返すたびに目頭が熱くなりました(今でも大切にしまってあります)。
今ではほとんどの子がどうしているのかわかりませんが、もうとっくに成人して社会生活を送っているはずです。高校時代の夢をかなえられた子もいれば、そうでない子もいるでしょう。どんな状況にせよ、みんな元気で前向きに生きていてほしい、と心から願っています。




















