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忘れられない生徒との思い出

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横浜校
自分で動くこと

数年前、ある大学へ入学した生徒の話です。
中央に入学してしばらくは大学入試コースに所属しておらず、直接指導する機会がありませんでした。しかし、かなりの悪さをしているという話が伝わってきて、コースに所属していないにもかかわらず名前は知られているという状態でした。


3年生になって、大学入試コースに移籍することになり、直接指導をすることになりました。実際に会うと、具体的なことは全く考えてなく、ただなんとなく大学に行きたいと考えているといった印象でした。しかし、人の話に対して聞く耳は多少なりとも持っているといった印象もありました。


授業に多く出席するというわけでもなく、保護者から本当に大丈夫なのかといった電話もよく受けました。そのうえで本人に連絡しても、調子のいいことを言うばかりで行動では示せないといった状態が初めは続きました。


夏ごろになり、進路を考えた時に、アルバイトでの経験を活かしたいと言うようになり、それに合わせて大学も見に行くようになりました。そして志望校も決まり、自己推薦で受験することを決意しました。


受験のための書類で自己アピールをしなければならないのですが、自分のことなのに、私に書くように頼んでくる始末。調子の良さは相変わらずですが、自分のことなのでエピソードを聞きながらまとめていくように指示すると、自分なりに考えるようになり、拙いながらもまとめてきて、成長を感じるようになりました。
書類をまとめて、次に面接の練習を進める時も、自分ではできないという状態から始まり、アドバイスを重ねて少しずつ成長していきました。


いざ受験当日になり、受けに行っていると思っていたところに、突然の電話がありました。「先生、今○○駅なんだけど。どうすればいいの?」
電車の方向を間違えていて、しかも大学からかなり離れたところです。
「大学に電話して、事情を伝えようよ。」
「大学に電話したら何言われるかわからないから、先生がしてよ。」
「自分のことだから、自分でしないとダメだよ。ちゃんと言えば、大学はわかってくれるよ。」
「うん、わかった。」
人に頼むところもありましたが、自ら電話してきたところに、自分で動いたという成長を感じました。
その後、きちんと本人と大学とで日程を設定し、無事に大学に合格しました。

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