保護者インタビュー

稲葉 博子

稲葉 博子さん

HIROKO INABA

コース 通信制高校サポートコース

中央高等学院に入学したきっかけを教えてください。

理由はいまだにはっきりわからないんですけど中学2年の3学期から不登校になりました。本人としては「高校には行きたい。将来は大学にも行きたい」という希望は持っていたのですが、授業を受けてないので当然最低の成績でした。 私立高校を受験しましたがすべて不合格で、県立の二次募集受けようか悩んでいるとこころに中学の先生から通信制高校について伺いまして、2-3校見学に行った結果、息子自身が、「中央高等学院だったら頑張れそう」と言ってきたのでここに入学を決めました。

中央高等学院に入学して何か変化はありましたか?

まず、毎日学校に行くようになりました。中学時代、学校に行かない時は「学校に行け」「行かない」で毎日私と喧嘩してたんですよ。毎日学校に行って、友達と接するようになって、自然と喧嘩もなくなりましたし、本人も明るくなりましたね。

中央高等学院での学校生活について、息子さんはどんな感想を言っていましたか?

とにかく「楽しい」ですね。先生と○○の話をした、友だちと××のを話をした、とか学校の話をよくしていました。スクーリングも楽しそうに行っていました。 もともと学校は嫌いではなく、友だちとワイワイ騒いだり、行事に参加するとかは嫌いな子ではなかったんです。高校に入ったら自分は変わるんだ、という気持ちもあったと思いますが、明るく過ごしていました。

ではスクーリング以外の学校行事にも積極的に参加されていたんですか?

稲葉 博子 さん

はい。年間10単位だけ取ればいい特別活動に全部出席したんですよ。特に英語が得意という訳でもないのにアメリカへ短期留学にも行きました。他の校舎の生徒さんとも仲良くなって、今でも連絡を取り合っているようです。

卒業後の進路はどうされましたか?

将来何をやりたいのか、いろいろ悩んでいましたが、従兄弟が医療系の大学に進んだ影響もあったのか、臨床検査技師の勉強をする大学に進みました。 勉強は中学の遅れを取り戻さなきゃ、という意識があったのか授業も一生懸命取り組んでいたようです。勉強がイヤだ、とかそういうことは全然言わなかったですね。

下の息子さんの時はどういう状況でしたか?

下の息子は、中学1年の春休みに部活に行きたいくないと言い出したのが最初で、中学2年になってからは朝起きられなくなり、午後からどうにか登校するような感じでした。上の息子が学校に行けなくなった時は、私もどうしたらわからなくてガミガミ言ってしまったので、下の息子の時は無理に登校させようとはしませんでした。 塾には通い続けてたので、勉強はさほど不安はなかったんですけど、上の息子に比べるとやる気というか、本人の気持ちが計りにくいところがありました。 全日制に行きたいの?と聞いてもうーん、じゃあお兄ちゃんと同じように通信制にする?と聞いてもうーん、という返事で。 最終的にこの学校に決めた時も「じゃあここでいい」という感じだったので、不安もあったんですが、4月になったら毎日登校していました。

入学前にいろんな学校に見学には行ったですか?

いろんな学校見学してみない?と誘ってはみたんですが、本人が乗り気じゃなくて結局この学校だけでした。というか、兄の入学の際に、弟もついて来ていたので、先生方とももう顔見知りでしたし、学校の仕組みとかを説明されても「もう知ってるし」という感じで。

周囲に、お子さんが不登校で悩んでいる保護者の方がいらしたらどんな話をしますか?

うちの上の息子は本当に入学して変わったので、無理に全日制高校に行かなくても、楽しく学校生活が送れればいいんじゃないかと思います。自信を持ってと勧められると思います。