保護者インタビュー
本田 みや子さん
MIYAKO HONDA
コース 通信制高校サポートコース
中央高等学院を知ったきっかけは?
息子は中学1年の頃から学校に行けなくなりました。最初の頃は、早退したりしながらも何とか行っていましたが、中学2年の時にはほとんど行けなくなっていました。先生と何か行き違いがあったみたいなんですが、原因は今でもはっきりとはわかりません。 中学3年になって、高校受験が近づいて私自身もどんどん不安になってきたのでこれからどうしたいのか改めて本人と話してみたところ、「高校には行きたい」と。行きたい公立の高校もあるということでしたが、全然登校してませんでしたが学力的には厳しい状況でした。 秋頃になって、息子が急に中央高等学院のパンフレットを持ってきて、「ここに行く」と言い出したので、まずは見学に行くことにしました。
見学に来てみてどうでしたか?
正直、私は通信制高校というものに抵抗がありました。パンフレットの「レポートを提出する」と言われてもよくわからなくて…。ただ、息子がこちらの先生方と普通に、心を開いて、素の自分を見せて話をしていたのが印象的でした。それまで、息子の口から出る「先生」の話はいつも怒りや不満ばかりでしたので…。 見学に来た際に「中学生コース」があるということを知り、まずは「中学生コース」から通うことにしました。
中央高等学院に入学して何か変化はありましたか?
学校に毎日行くようになって、とにかく私は嬉しかったです。ただ、よくよく先生からお話を伺うと、学校には行ってはいるんですが教室に入って授業は受けず、自習室で勉強していることが多かったようです。 ですが、何より楽しそうに登校していたし、「○○先生が××でさー」といった、学校の話をするようにもなって、子どもがこの学校に居心地の良さを感じているのが伝わってきました。 ある時、息子が髪を明るく染めた時があって、それを見た先生方が「きれいに染まってるね」とむしろ褒めていて驚いたんですけど、その後に「外見に見合う大人にならないと。中身も成長しないと」とおっしゃって。それに対して息子は「はい、わかりました」と答えていて、先生の前では素直なんだなと感じました。
中学の時と何が違うのか、息子さんから聞いたことはありますか?
本人から具体的に聞いたことはないですが、自分自身を無条件に受け入れてもらえてると感じられたのが良かったんじゃないかと思います。学校の話をよくしていましたし、教頭先生をはじめ、先生方のことをすごく信頼しているのがわかりました。
スクーリングはどうでしたか?
1・2年生の時は何とか行っていたんですけど、実は3年生の時に問題を起こしまして…スクーリングの単位がもらえない、ということになりました。 スクーリングから戻って校舎で話し合いをしている際に、うちの子どもは納得がいかないのかすごく態度が悪くて。その態度の悪さを見ていたら私自身が腹が立ってきて「先生、もううちの子は退学でいいです」と言ってしまったんです。それを言い終わらないうちに息子が立ち上がって「退学する」と言って、教室を出て行こうとしたんです。それを先生がドアの前で立ちはだかって「待ちなさい、冷静になりなさい」と引き止めてくださって。 結局、後期に補充のスクーリングを受けることで単位を取って卒業することができて。あの時引き止めてくださった先生には本当に感謝しています。
下のお子さんについて聞かせてください。
下の娘は、中学2年までは普通に登校していたんですけど、中学3年から不登校になってしまって。娘の時は、迷わずすぐにこちらに連絡させていただいて、息子と同じく中学生コースから通い始めました。
中学生コースに通って、娘さんにどんな変化がありましたか?
中学生コースは、本来週1日ですが、先生にお願いしてもう1〜2日通わせていただいていました。授業はありませんので自習スペースにいるだけですが、先生が空いている時間に勉強を見てくださって、そのまま高校もこちらに入学しました。
中央高等学院に入学して、娘さんにどんな変化がありましたか?
確実に毎日通えているわけではないですが、自分で目標を立てながら登校しています。私から見ると娘は集団生活が好きではないのかな、と感じるのですが、先生曰くそんなことはないと。積極的に周りと関わっているようで、私自身も知らない部分を学校では見せているようです。 将来は保育士になりたいと、昔から言っていて、夏休みなどは自分が卒園した幼稚園に行って、ボランティアでお手伝いをしています。
周囲に、お子さんが不登校で悩んでいる保護者の方がいらしたらどんな話をしますか?
実際に、知り合いでそういう方がいて、迷わずこちらの学校の話をしました。安心してお任せできる学校ですよ、と。