保護者インタビュー
佐藤 奈奈さん
NANA SATO
コース 通信制高校サポートコース
中央高等学院に入学したきっかけを教えてください。
娘は全日制の公立高校が第一志望だったんですけど不合格で滑り止めの私立高校に進学しました。でも本人曰く、ここでは自分が思い描いていた高校生活が送れそうにないと感じて、入学当初から転校したいと考えていたようです。 友人関係でもつまづいてしまって、高校1年の6月から学校に行けなくなってしまって。なるべく早く転校しようということで、通信制高校をいくつか見学した結果、雰囲気がいちばん良かったこちらの学校に7月に転校しました。
自分の思い描いていた高校生活を送れない、というのは具体的にはどういうことがあったんでしょうか?
特進クラスで入学したんですけど、授業が朝から晩までぎっしりあって忙しいということと、高校に入ったら野球部のマネージャーをやりたかったんですけど、特進クラスの生徒は部活ができないということが理由のようです。
中央高等学院に入学して何か変化はありましたか?
最初は緊張してたんですけど、自分と似たような境遇の生徒さんがたまたま同じ月に転校して来て、先生が間をとりもってくれてすぐに友だちになったようです。それまでは、高校に行くようになって全然笑わなくなっていたんですが、転校してようやく笑顔が出るようになりました。 先生が娘の良いところを引き出してくれて、ポランティア活動をやったり、クリスマス会では中心メンバーになったり、楽しく高校生活を送れていたようです。
中央高等学院での学校生活について、娘さんはどんな感想を言っていましたか?
親目線では、引っ越しや親の転勤以外の理由で学校を転校するってすごく勇気がいるんじゃないかと思ってたんですけど、娘は、自分に合わない学校で3年間やっていくほうが勇気がいることだと言っていました。転校したことで自分の居場所が見つけられたし、先生たちには自分のいいところを見つけてもらったと。中央高等学院に転校して良かったと卒業した時に言ってましたね。 特に1年生の時の担任の先生には3年間ずっとお世話になって、卒業してからも大学で友だちがなかなかできなかくて悩んでいたのを相談に乗っていただいたりもしていました。
卒業後の進路はどうされましたか?
中部大学にAO入試で合格しまして、今は心理学の勉強をしています。 自分が高校生活ですぐにつまづいて、でもここに転校してやり直しができたことで、将来は自分と同じような思いをしている子どもたちのサポートをするスクールカウンセラーになりたいと思っているようです。
AO入試の際に学校のサポートはどんなものがありましたか?
先生からはAO入試のためのいろいろになアドバイスをいただいて、娘はそのアドバイス沿って準備をしていました。
周囲に、お子さんが不登校で悩んでいる保護者の方がいらしたらどんな話をしますか?
大人が考える「普通」という枠に閉じ込めないでいた方が子どもの良いところが出て来ますよ、と伝えたいですね。私自身も「普通」という枠組みに以外にも道があるということを学べたので、子どもたちの力を信じて一緒に進んでみると良いと思います。