保護者インタビュー

加藤 せつ子

加藤 せつ子さん

SETSUKO KATOH

コース 通信制高校サポートコース

中央高等学院に入学するきっかけは?

小学生の頃から、同年代の子を相手にすると緊張してしまい、集団生活が苦手な子でした。先生からも「集団教育をすることが大変です」ということを言われていました。 中学の頃に通っていた塾の先生との出会いで、子供が変わっていくのを感じていました。塾の先生方のご指導もあり私立高校を目指すようになり、難しいと言われていた私立高校に合格することができました。 しかし、この私立高校でも集団生活に馴染むことができずにやめることになってしまいました。 知人に中央高等学院のことを知っている方がいて、学校の話を聞いていました。性格的に中央高等学院が合うのではないかと思っていましたが、本人は受け入れられないようで、都立高校の編入試験を受けました。結果合格したのですが、やはり、学校に行けなくなってしまいました。 「中央高等学院でダメなら腹をくくろう」という覚悟で、夏休みに「一度のぞいてみよう」と、子供を連れて、この学校の原宿校に見学に来ました。 ビルの中に入っているために学校じゃないと思ったようで、本人も不安を感じたようでした。見学が終わり、原宿駅に戻る道では、ずっとふて腐れていました。「この学校に入っても、一週間で辞める」と言い張るので、「どうぞ。」と言って、この学校に入学させることにしました。

初めて学校を訪問してみてどうでしたか?

この学校に来て説明を聞いて感じたことは、「この学校なら受け止めてくれるかもしれない」ということでした。自分たちのイメージしていた学校生活とは少し違いましたが、わらをもすがる思いで来たので、そのわらがロープくらいになった感覚がありました。 この学校は、集団生活や協調性だけじゃなく、個人を見てくれるように感じました。次のステップにつなげたいという思いもあり、ダメ元でこの学校に入れてみようと思いました。 先生の説明の中で、「同じような悩みを持っている子が多いから大丈夫」「高校卒業も大丈夫」ということを言ってもらい、ここなら大丈夫かもしれないと思いました。そして、「できることからはじめよう」というキャッチコピーは、私に言われているように感じました。

この学校に入学して、お子様に何か変化はありましたか?

ちゃんと学校に行っています。何かきっかけがあったようで、カウンセリングを受けていたのですが、それを辞めてそのお金を大学受験に使ってほしいと言ってきました。自分が変わるしかないということが分かったのかもしれません。 見た目も変わりました。今までは、人と目を合わせて話をすることはなかったのですが、髪の毛を切って、目を出して、先生と話をしています。 ある時、「中学時代の塾の先生や中央高等学院の先生など、感謝する人がいっぱいいる。その感謝している先生のためにもがんばろうと思う」という話をしてくれました。今まではこんな話を聞いたことなかったので、本当に嬉しかったです。

この学校に入学させてみてお母様にも変化はありましたか?

振り返ると、ドロップアウトの過程が一番きつかったです。「なんであんなにがんばって入った学校なのに辞めてしまうの・・・?」と。 でも、ここで子供をしっかりと見つめる必要があるのだと思います。親はどうしても学校のネームバリューを見てしまったり、子供にもっと勉強しなさいと言ってしまったりします。「ちゃんとしなさい」としか言えませんでした。子供に自分の幻想を押しつけてしまっていたのかもしれません。 そこで、本当は何に困っているのかを聞かないといけなかったのだと思います。本人と一緒に考えていくというスタンスが必要なのだと思います。 子供と一緒に考えていく中で、私自身の価値観が変わったように感じています。今までは、「皆と同じがいい」「うらやましがられる学校がいい」「いい学校から、いい会社へ」という考え方が少なからずありました。でも、今は個人を優先して、やりたいことをやるべきだと思っています。 普通って何だろう?と考えるようになりました。

この学校に入学させてみていかがですか?

加藤 せつ子 さん

この学校には本当に感謝しています。門戸を開いて、受け入れてくれました。更にこれからの可能性も見せてくれます。「高卒資格を取得して大学へ行く」とか「大学へ行かなくてもこういう選択がある」という風に。うちは、もう一回大学受験へのチャレンジという希望を持たせてもらっています。

今、この学校への入学を検討している方へメッセージを送るとしたら?

とりあえず、一度足を運んでみよう。 始めてみようと思い、ドアを開けて、相談に来てみることが第一歩だと思います。 合うかどうかはその後に考えても全然遅くないです。始めの一歩がないと何も始まりません。