保護者インタビュー
秋本 多実子さん
TAMIKO AKIMOTO
コース 通信制高校サポートコース
中央高等学院に入学するきっかけは?
小学校からずっと野球をやっていました。高校も野球の強豪校に本人が選んで入りました。しかし、腰を痛めてしまい、野球が続けられなくなってしまいました。クラスのほとんどが野球部員のクラスにいたので、居場所がなくなった状態でした。 担任の先生に相談したところ、「つまらないだろうから辞めた方がいい」と、退学届を持たされました。ここではダメだと思い、学校探しを始めました。 普通校も検討しましたが、この学校を卒業した娘さんを持つ友達から、「この学校は大学まで面倒を見てくれる」と聞き、子供と二人で見学に来ました。
初めて学校を訪問してみてどうでしたか?
学校に入った瞬間に先生のあたたかみを感じました。ここなら大丈夫かなという気持ちがわいてきました。普通校は、集団の中の一人という扱いですが、この学校は、個人をちゃんと見てくれるように感じました。
入学をする時にどんな不安がありましたか?
友達ができるかどうかは不安でしたが、すぐに友達はできたようでした。 先生に関する不安はありませんでした。見学に行った時に説明をしていただいた先生の対応やすれ違う先生の挨拶を見て、大丈夫だと思っていました。 「この学校の自由さは、子供にとっては甘いかな?」と思うところはありましたが、入学をしてみると、甘いと感じることはなく、しっかりと育てていただいたと思います。
この学校に入学して、お子様に何か変化はありましたか?
自分を出せるようになったと感じました。最初は先生に対して、緊張してあまり話ができていませんでしたが、自分からドンドン話ができるようになったようです。 最近は、「自分はもう大丈夫」ということを言ってきます。なんだか私と立場が逆転したような感じすらします。上り坂もいい勉強だったのだと思います。
この学校に入学させてみてお母様にも変化はありましたか?
自分自身の成長に繋がりました。今まで見えていなかったものが見えるようになったというか、偏見がなくなりました。子供と先生に成長させていただきました。 「勝っても負けてもオーライ」と思えるようになりました。悪いことがあると「これは学び時だな」と思うようになりました。許容範囲が拡がった感じがします。
この学校に入学させてみていかがですか?
この学校の先生は、本当に個人を一生懸命見てくれます。そして、「ダメなことはダメ」と子供の悪い点を注意して直してくれます。進路について相談した時も「本当にその大学でいいのか?」と真剣に考えてくれました。 この学校の先生は、普通なら「まぁいいや」とするところを「まぁいいやにしない」先生ばかりでした。
今、この学校への入学を検討している方へメッセージを送るとしたら?
子供は一人では解決できません。子供が進む道は色んな道があります。子供が進む道は、自分が思っている道じゃなくてもいいと思います。まずは、「こうなれるのに」「こうなって欲しい」と、親が思い込んでしまっていることを捨てることが必要なのだと思います。 自分の考えに捉われて頭で考えてしまうと、受け入れるのが難しくなってしまいます。子供の良さを知っているから、余計にもったいなく感じて受け入れられなくなってしまいます。頭で考え過ぎずに、まず行動を起こすこと。そして、何よりも心が重要で、心で子供と向き合うことが必要なのだと思います。 子供は悩んでいる時も着実に成長をしていました。悩んでいる時は急かさなくていいと思います。「学校を辞めることは恥ずかしいこと」というのは、結局私たち親の価値観だったのだと思います。自分たちが人目を気にしない姿勢で臨むと子供にもいい影響があるのだと思います。