保護者インタビュー

岡本 智枝

岡本 智枝さん

TOMOE OKAMOTO

コース 通信制高校サポートコース

中央高等学院に入学するきっかけは?

前は普通高校に行っていましたが、学校に居場所がなくなってしまい、二年生から学校に行かなくなりました。夏休み明けに一回だけ学校に行きましたが、その後は行かなくなりました。 家族で相談して、早く次の場所を探そうと決めました。学校探しは、親が手助けをして、責任を持たせるために最後は子供に決めさせようと思いました。3校ほど見学に行き、最終的に子供がこの学校を選びました。 普通校も検討しましたが、二年生になるともう既に学校内で人間関係が出来上がってしまっているので、この子は、今はそれに耐えられる気力がないと思いました。もし、無理をして普通校に入れても、同じことの繰り返しになると思っていました。

初めて学校を訪問してみてどうでしたか?

吉祥寺という場所もいいし、学校に入った時の感じがすごく明るかったです。見学した他の学校よりも明るい感じがしました。すれ違う先生方も明るくて、礼儀も良すぎるくらい素晴らしかったです。新しく出直す場所は、こういう明るいところがいいなと感じました。

入学をする時にどんな不安がありましたか?

大学に行きたいと言っていたので、進学に関しては少し不安がありました。前は、大学付属の高校に行っていたので、ここに入って大学に行けるかどうかが少し不安でした。勉強のシステムが違うし、勉強量も少ないように感じていたので、実際に大学に合格するまでは不安でした。 友達ができるかどうかも不安でした。色々な体験をしてきている子が多いので、ある意味安心はしていましたが、その半面どんな友達をつくるのかという点は少し不安でした。 先生に関する不安は、実際に学校に見学に来たことで、ほとんどありませんでした。それは思っていた通りで、先生方はすごく協力的でした。こちらから相談するとすごく熱心に相談にのってくれました。

この学校に入学して、お子様に何か変化はありましたか?

岡本 智枝 さん

家に友達を連れてくるようになりました。外見は派手な友達だったので最初はびっくりしましたが、話をしてみると本当にいい子で、いい友達ができたな?と思いました。 この学校に入って、サッカー部に入部しました。公園で自主練習をしたりして楽しく練習をしていて、自分の居場所を見つけられたと感じました。 あと、性格が明るくなりました。近所のお母さん友達からも、「変わったね」と言われるようになりました。自分で学校を辞めると決め、この学校に来ると決断したことに対する責任を持つようになったと感じました。「やらなきゃ」と自覚したのだと思います。

この学校に入学させてみてお母様にも変化はありましたか?

つまづきながら、なんとか大学に進みました。色々な痛みを知り、その時期を乗り越えたことで、子供は大きく成長したと思います。そして、親である私たちも成長したと感じます。 学校を辞める時は、正直言ってパニック状態になりました。「道から外れた」「人生が終わった」くらいに感じてしまいました。この時は、「どうして」という言葉しかでてこなくて、主人から「どうして」という言葉を使うなと注意されたくらいでした。 今後の長い人生のことを考えると本当に良い経験になったと思います。 「子供に新しい方向性を与えてくれた」と、この学校には本当に感謝しています。

今、この学校への入学を検討している方へメッセージを送るとしたら?

まずは、子供を認めてあげることが必要だと思います。そして、早い決断をしてあげること。 親の意思で、「もうちょっとがんばれる」「がんばりなさい」ではなくて、親が次の居場所を探してあげることが必要だと思います。 うちの子も、あと半年「がんばれ」と尻を叩いていたら、ダメになっていたと思います。子供をしっかりと見て、次のステップを探してあげることが必要だと思います。子供はまだ17?8歳ですから、親がそれをやってあげないといけないと思います。居場所がなくなることが、子供にとって一番辛いことだと思います。 次の居場所を早く見つけてあげて欲しいです。 「あなたは一人じゃない」と、家族がついていることを子供に伝えてバックアップすることが必要だと思います。うちの場合は、「これから一緒に見つけていこう」という姿勢で臨みました。親がダラダラしていてはダメなのだと思います。親が動かないと子供は縮こまってしまいます。環境を変えることで、新しい居場所や友達ができます。 子供がこの学校でお世話になったことで、とてもいい経験と楽しい思い出を作ってもらいました。