先輩からのメッセージ
先輩からのメッセージ
中学校に進学したときに、小学校で仲がよくなかった友達と一緒のクラスになり、なんとなく気まずい雰囲気が続いて、中一の秋頃から学校に行けなくなりました。 中二、中三と進級するときには「頑張って登校してみよう」と思うのですができなくて、中三の4月から同じように不登校だった友達とハートフルスペースという横浜市が運営するフリースクールへ通いました。 当初は体がついていけなくて毎日通うことはできませんでしたが、だんだん生活のリズムに慣れ、友達と関わることも楽しくなり、リラックスして通えるようになりました。
フリースクールで友達との関わりにも慣れてきていたので、通信制の学校に進学するのなら在宅型より通学型の学校に行こうと決めました。今、人間関係を克服しなければ、この先、大学進学や就職をしたときにうまくいかないと思ったからです。中でも、中央高等学院は大学入試コースがあり、イベントもたくさんあって、楽しい学校生活が送れそうなところが魅力的でした。
友達ができるかどうか不安でした。
偶然、小学校が同じだった友達がクラスにいて、しかも、その子は中学生コースからこの学校に通い、すでに友達がいたので、その友達を紹介してもらいました。それから私も積極的に声をかけるようにして、すぐにみんなと仲良くなりました。 教室も席が自由で、友達と隣同士で授業が受けられるので、席替えのプレッシャーなどもなく居心地がいいです。
この学校に入って、私は何でも前向きに取り組めるようになりましたし、くよくよしなくなりました。
不登校の経験から言えることは、学校に通えないことは悪いことでも逃げているわけでもない。前に進むための準備期間だから、そんなに悩む必要はないということ。それに、中央高等学院のように高校卒業や大学進学をサポートしてくれる学校はあるのだから、登校するのがほんとうに苦しいのなら無理して行かなくてもいいということです。 そして、十分に充電ができたら、登校してどんどん人と関わってほしい。人と関わった方が、人生はいい方向に行けるし、自分自身も変わることができるのだから。