先輩からのメッセージ
先輩からのメッセージ
コース 大学入試コース
以前通っていた私立の小中高一貫校は、小学生のころから中学の勉強をするような進学校で、学年が上がるにつれて授業についていくのが難しくなり、中学一年生の最後の方から学校を休みがちになりました。 テストの点数を見る度に学校に行くのが嫌になり、それでも「行こう」と頑張ってみるのですが、やっぱり勉強についていけなくて休んでしまう。そんなことの繰り返しで、「自分はダメな人間だ」と落ち込むばかりでした。 それで、中三のときに先生から進路選択を迫られました。「内部進学をするにしても、外部受験をするにしても全日制高校なら登校できなければ留年になる可能性がある。もし、登校が難しいのなら通信制高校という手段もある」と言われ、私には「通信制しかない」と思いました。その時は、どうしても学校に行きたくなかったのです。
無理して通わなくても課題をやれば卒業できるし、大学受験のための勉強もできる。そして、中学生コースに参加して仲のいい友達ができたことも決め手になりました。
無理して通わなくても課題をやれば卒業できるし、大学受験のための勉強もできる。そして、中学生コースに参加して仲のいい友達ができたことも決め手になりました。
実際に入学してみて、私にとってたくさんの利点がありました。 一つ目は、始業時間が遅めなので、それまで昼夜逆転の生活をしていた私でも通いやすく、規則正しい生活が送れるようになったことです。 二つ目に、勉強がちゃんとできること。教科ごとにレベル別にクラス分けをするので授業がわかりやすく、他に学びたい教科や単元があれば個別に学習することもできます。 三つ目に、終業時間が早めなので時間が有意義に使えること。私は小一から空手を習っていて、黒帯(有段者)を目指し練習に励んでいます。また、その空手の先生が学習指導もしてくれて、私も教わりつつ、私が先生として道場に通う子どもたちに教えるお手伝いもしています。学校以外のさまざまなことにチャレンジできる余裕があるのも良かったです。 そして、四つ目に、映画鑑賞会やディズニーランド遠足、スキー・スノボ教室などの特別活動に参加することで、楽しみながら単位が取れることです。
私はこの学校に来るまで、その先の人生なんて考えられなかったけど、今は優しい先生や友達に恵まれて、「明るい未来が待っている」と思えるようになりました。生活習慣も変わり、勉強するようにもなって、母にも「前より良くなったね」とほめられました。 実は、この学校に入学すると決めた当時、母は通信制高校にあまりいい印象を持っていなくて、随分ケンカをしました。でも、前向きに変わった私を見て仲直りできましたし、通信制高校のイメージも一変したのではないかと思います。