先輩からのメッセージ
体調不良で登校できなくても「いつでもいいよ」と先生たちが居場所を作ってくれた
中央高等学院に入学したきっかけは?
自分は、中学2年の冬頃に起立性調整障害っていう病気になってしまって朝全く起きられなくなり、寝たら寝たで16時間とか寝続けてしまう感じでした。 学校に行けなくなって勉強もついていけなくなり、友だちとの関係も薄くなってしまいました。
中学は卒業したんですけど、高校になっても病気がどうしても治らない。この病気は治るのに6年ぐらいかかると医者にも言われていました。どうしようかと思っているときに中央高等学院の池袋校が近くにあったので、体験に行ってみたらすごく 雰囲気が良くて、それで転校を決めました。
中央高等学院に転校してどれくらい登校していましたか?
夜になるとやっと頭がハッキリしてくるので、毎日とりあえず頑張って午後6時半には学校に行ってみようと先生と話し合って決めていました。それで毎日6時半に頑張って学校に行き続けたら、先生から「6時半の男」と愛称をつけられました。そういう風にいじってもらえたのも嬉しかったし、学校に行くモチベーションになりました。6時半に行っても授業は終わってるので、レポートだけやってました。
高校生活で印象に残ってることは?
高校時代の思い出はやっぱり御宿でのスクーリングですね。友だちが映写機を持ってきて宿舎でみんなで一緒に映画見たんですよ。めっちゃ楽しかったです。一生忘れないですね。
あと、野球部に入ってみんなで練習したことが楽しかった思い出ですね。
体調が整わない中で勉強はどのように進めていましたか?
大学入試コースに入りましたが、中学2年から勉強ができていなかったので、基礎からやり始めてちょっとずつ力がついていってるなと感じていました。学校は基礎からやり直してくれるのですごく助かりましたね。
とはいえ体調面の問題は続いていて、どうしても大学受験向けの授業を受けることができなくて、しかもまだ授業の内容にもついていけなかったので、まずはできることからやってみようという感じでした。
起立性調整障害は6、7年で治るって言われたんですけど、本当にそれぐらいの時間がかかりました。
大学に進学して成長を実感できたことは何ですか?
自分は好きだと思うものは長続きするんですけど、自分が興味を持てないものは以前は長続きしなかったんです。今は、嫌いなものでも少しは興味を持ってやってみようかなと思うようになりました。以前は会計学とか 得意じゃなかったんですけど、とりあえず勉強してみて、今は得意になってきました。
通信制高校やサポート校に入学を検討している人にメッセージをお願いします。
自分は中学の時に病気をして学校に行けなくなったら、一気に居場所がなくなって 家から出られなくなってしまいました。学校に行っても居場所がないから、ストレスでお腹が痛くなってました。でも中央高等学院では、先生たちが率先して「6時半でもいいよ」って言ってくれて居場所を作ってくれました。いつでもいいから学校に来なよって言ってくれて、それがほんとにすごく助かりました。
これから社会に出ていく後輩にメッセージをお願いします。
普通の学校に通ってたら絶対に経験しえないことを、中央高等学院では経験してるのはすごい強みだなと思いますね。この学校にいると「こういう人もいるんだ」ということを経験できるんで。そういう価値観の変化は、これから社会に出てから絶対に助けになってくれると思います。いろんな人がいるっていうことを高校生のうちから知っていることが強みになると思います。