先輩からのメッセージ
先輩からのメッセージ
コース 大学入試コース
入学時期 高1の11月に転校
卒業後 城西国際大学 メディア学部入学
私は中学3年生のときに病気になり、あまり授業に出られなくなってしまいました。当時は、中高一貫校に通っていて、なんとか高校に進学はできたものの、単位の修得は難しい状態でした。 高校も卒業したいし、大学へも行きたい。けれど、全日制高校では体力的に通うことができない。 そんなときに、母が勧めてくれたのが通信制高校サポート校への転校でした。
通信制なら、授業に出られなくても高校卒業や大学進学の可能性があります。いくつかの学校を見学に行きましたが、中央高等学院には大学入試コースがあり、ちゃんと勉強できる環境が整っているのが魅力で、この学校に転校することに決めました。
1年生の11月に転校してから、しばらくは必修のスクーリングにしか登校できませんでしたが、3年生の4月になってやっと、毎日登校できるようになりました。 この学校の生徒は、男子も女子も仲良しで、みんなに声をかけてくれます。前籍校は女子校だったので、男子のいる環境に少し緊張もありましたが、すぐに慣れ、友達もたくさんできました。職員室にドアがないなど、先生との距離も近く、私から先生に話しかけることもよくあります。
友達が増えて、性格も前より明るくなったと思います。周りからも「明るくなったね」と言われるようになりました。 そう言われるということは、たぶん“素の自分”が出せているのだと思います。私は人見知りするところがあるのですが、本当は、おしゃべりが大好き。この学校の温かな雰囲気と自由な校風が、そうさせたのだと思います。
進路指導には、たくさんの先生にアドバイスをいただきました。 まず、2年生の3月に三者面談があり、そのときに映画プロデューサーになりたいという私の夢を伝えると、先生は、映画や映像などメディア全般を学べる大学を2つ紹介してくれました。 そのうちの1校に絞り、AO入試で受験することになりました。夏期講習でAO入試対策コースをとって準備を進めました。
授業時間外に行った面接練習です。 私は声が小さく、先生に「面接のときにはもっと声を出した方がいい」と言われていたので、何度も面接練習をお願いしました。毎回、違う先生に面接官になってもらい、10回は練習したと思います。 そのおかげで、本番は緊張したけれど大きい声で、しかも噛まずに話すことができました。
AO入試で受からなかったときのために、一般入試に備えて勉強もしました。 先生から対策プリントをもらい、休み時間や放課後に学校でやりました。 家に帰ってやるよりも、学校の方が先生に分からないことをすぐに質問できて効率的でした。
AO入試で第一志望の「城西国際大学 メディア学部 メディア情報学科」に進学も決まり、今はホッとしています。 先生方が何度も面接練習してくださったおかげで、本番でしっかり受け答えすることができました。授業時間外にも関わらず時間を作ってくれた先生方には本当に感謝しています。
環境を変えるときは怖い気持ちもあるけれど、勇気を出して一歩踏み出せば、小さいことでも何か変化するはずです。私も、転校して良かったと思っています。