先輩からの メッセージ

山口 卓也さんTAKUYA YAMAGUCHI 大学入試コース 山口さんのインタビュー動画はこちら

“

  • 中央高等学院に入学したきっかけ、経緯は何ですか。

    中学校に入学してから、登校できなくなってしまいました。中学校は、小学校で一緒だった同級生も多く、特にいじめや学校内で問題があったということもなく、不登校になった理由はわからないのですが、今となってみれば自分の体調がすぐれないことが多くなってしまったので、心身のバランスが悪くなってしまったのかな、と思います。当時は「中学校に近づきたくない」という気持ちになるほど、かなり不安定な状態でしたね。
    もちろん、高校受験も考えたくない状態だったんですけど、やっぱり漠然と「大学には行かなきゃ」という気持ちはあったので、進学先に出席日数などを気にしなくていい通信制高校を選びました。

  • いくつか見学した中で、中央高等学院に決めた理由はなんですか?

    中3で進路を決めるという段階では、本当に進路のことなんか考えたくない、そういう話もしないで欲しいというのが本音だったんですけど、そんな中で両親が大学への進学や登校のペースなど、自分に合いそうな条件で中央高等学院を見つけて勧めてくれたんです。他校も体験入学などはしたんですが、登校のペースや学校内の雰囲気が自分と合うか分からないと感じました。通信制高校の中でも中央高等学院は、大学進学や入試にとても力を入れてると説明を受けて、さらに雰囲気もよかったので、この学校を選びました。

  • 入学後は、どれくらいのペースで登校してましたか?

    まず中3の11月頃から中学生コースに通い始めたんですが、今も初登校の日のことがすごく記憶に残っています。同世代の人と接すること自体が何年ぶりかという状態だったので、同じ学年の子がいろいろと話しかけてくれるんですけど、まったく反応できなかったり、全然話せなかったり……。でも雰囲気がすごくよかったので、そのまま週1回のペースで通い続けて、知り合いもかなりできました。
    それから4月から高校に入学した時もみんな顔見知りだという安心感があって、すんなり溶け込むことができ、その後は普通に毎日登校し続けることができました。

  • スクーリングや修学旅行には参加しましたか?

    スクーリングも修学旅行も、自分はむしろ楽しみでしたね。スクーリングは、海と山が近くて、千葉の自然を満喫できるのが良かったです。修学旅行の沖縄もすごく楽しかったです。

  • 高3からはコロナの影響で登校できない状況でしたが、どのように過ごしていましたか?

    高1で入学してから、中学の遅れを取り戻そうと本格的に勉強をし始めたんです。俺は家では集中できないタイプで、登校してずっと自習室にこもって勉強するというスタイルを取っていたんですけど、高3でコロナの影響を受けて休校になった時期は本当に何もできなくて、ずっとゲームばかりしてしまってました。ただそういう状況も先生たちが理解してくれて、可能な範囲で登校できるよう、配慮してくれていましたね。

  • 動画授業を視聴した感想を教えてください。

    家で勉強できないタイプなので、動画授業は一切見てないです。動画授業にも対応しないといけないと思いつつ、対面授業に出席して、その後に自習するっていうスタンスを高校入学から2年間続けてきたので、そのペースをいきなり変えることが難しかったです。

  • 入試の準備や対策はいつ頃から、どのように取り組みましたか?

    受験勉強は、基本的には対面授業をしっかり受けて、あとは自分の自習時間をしっかり確保するという、自分のペースで進めていました。ただ面倒くさくて英単語の勉強をあまりしていなかったんですけど、語彙力不足が模試の結果としてしっかり出たので、高3の11月頃にようやく真剣に勉強しないとと心変わりしました。そこから古文や英単語、熟語を基礎から真剣に学び直したら、かなり伸びましたね。

  • 志望の大学はどのように決めましたか。

    高校に入学した頃からMARCHに憧れがあって、その中でも明治大学がいいなと意識していました。模試でもずっと明治大学を第1志望にしていたので、合格できた時は本当に嬉しかったです。

  • 大学受験に関して、学校からどんなサポートがありましたか?

    受験でも大学の講義でも通用する、基礎的な土台を中央高等学院の授業で学びました。大学に進学できる学力を付けることができたのは、間違いなくそのおかげですね。学校側からの直接的なサポートというのとは少し違いますが、高3になってからは一緒に自習してテストの点数を競い合ったり、お互いに切磋琢磨できたライバルができたことが刺激になって良かったと思います。

  • 中央高等学院に入学して良かったことはなんですか?

    主体的に動けるようになったのは、本当に中央高等学院のおかげだと思っています。俺は中央高等学院の中ではかなりレアケースと言われていて、自分でも変わり種だと思います。例えば中央高等学院の授業中はみんな静かで発言する人は全然いないんですが、俺は授業中に自分から挙手してよく発言してたんですよ。いろいろな先生が「山口、どう?」と気軽に話しかけてくれたりして、授業中もそういう挙手できる雰囲気や、気軽に発言できる機会を作ってくれたのが良かったと思います。もし中央高等学院以外だったら、ここまで成長できたか?と思っています。そういう積極性は大学生活でも生かせていて、すぐにクラスの人が名前を憶えてくれたりもしていますね。

  • 在籍している情報コミュニケーション学部について教えてください。

    学部は、文理融合をモットーとして掲げていて、今は一般教養と、情報分野、コミュニケーション分野の異文化理解とかを勉強しています。

  • 大学生活はいかがですか?

    大学生活は、もうすっかり楽しくやってます。
    緊急事態宣言が発令された時期はZoomでの授業で、時々登校できない期間がありましたけど、基本的には対面授業もありました。
    友だちは、入学してすぐにいろいろな授業で自分からめちゃくちゃ頑張って話し掛けたおかげでできました。やっぱりテストの情報とか交換しないといけないので、そこは大事ですよね。サークル活動などでは、学園祭の実行委員を務めたり、学校周辺のごみ拾いなどを行うボランティア系サークルに参加しています。昨年の学園祭は無事に開催することができて、すごく達成感がありました。

  • 入学を検討している方や迷っている方、後輩たちに、アドバイスをお願いします

    とりあえず「まずは一歩踏み出してみて」と思いますね。中央高等学院のの卒業式にも先生が「一歩踏み出すことがすごく大事なこと」っておっしゃっていて、自分の中でもその言葉がすごく響きました。俺も大学に入学して4月に頑張って周りの人に話し掛けることで友達ができたりと、結果的によかったことがたくさんあるので、自分から一歩を踏み出してみないとわからないことは本当にたくさんあります。中には、友達付き合いが長続きしない人もいますけど、それでも自分の経験からチャレンジすることや一歩踏み出す勇気がすごく大事だと思います。