先輩からの メッセージ
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中央高等学院に入学するきっかけは?
前籍校に入学してすぐに、通学のしやすさや学力レベルで簡単に高校を選んでしまったことを、私はすごく後悔しました。思いのほかスパルタ教育で、特に私が入ることになった特進コースは、国公立大学進学を目指す人ばかりで毎日宿題の山でした。おまけに、入部した吹奏楽部も熱血指導で、夏休みも夏期講習と部活に明け暮れました。
その両立も大変なうえ、友達関係にも疲れてしまい、徐々に学校を休みがちに。二学期になるころには完全に不登校になりました。「この先どうしよう」と悩んでいたときに、「通信制サポート校への進路を考えてみたら」と母に言われ、塾の先生にも相談して資料を集めました。 -
中央高等学院に入学を決めた理由は?
いくつかサポート校を見学した中で、中央高等学院は他の学校とは空気感が全然違いました。どこの学校も説明は丁寧にしてくれたけれど、この学校は自分の悩みまで聞いてくれました。それも校長先生が話しやすい雰囲気をつくってくれて、自分を受け入れてくれるムードを感じたのです。
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入学してみて、中央高等学院はどうですか?
中学ではほとんど学校に行っていなかったので、勉強面での不安がありました。でも、この学校は科目ごとにレベル別にクラス分けをして授業を行います。英語ならbe動詞といった中学一年生の基礎から習うことができるのでわかりやすいです。
僕の親はハーフで、子どものころから家の中で英会話を聞いて育ったので、英語は得意なのですが、それでもわからないところがあって、先生に勉強の仕方を相談したら、レベルに合わせて課題プリントを出してくれました。それを解いて添削してもらうようになって、少しずつ力が付いていると感じます。 -
将来の夢は何ですか?
小さいころから熱帯魚を飼ったり、釣り好きの父に連れられて海釣りしているうちに、海や海の生物に興味を持つようになりました。将来の夢は水族館の飼育員になることです。その夢を実現するために、高校二年生の6月には志望校や学部を決め、オープンキャンパスに行くようにしました。志望校の教授たちに、とにかく顔を覚えてもらおうと思い、開催されたオープンキャンパスには全部行きました。
結局、AO入試で合格するまでに行った回数は20回くらい。すでに、教授とも個別で何度も話をしていたので、面接試験では面接官が「もう何も聞くことはないよね」というくらい、すごく和やかな雰囲気で受験することができました。 面接試験対策は学校でもやっていたし、家でも妹に協力してもらって練習していましたが、教授に顔を覚えてもらったことは大きなポイントになったと思います。 -
高校生活を振り返ってどうでしたか?
中央高等学院での学校生活を振り返ると、たくさんの経験をしました。中でも、ボランティア活動に参加したときには、フリースクールに通っている子どもたちと交流を図ったり、不登校の子どもを持つ保護者の方に自分の不登校の経験を話したりしました。
それで気づいたのは、マイナスだと思っていた不登校の経験が、話すことでプラスになるということです。自分が話すことで、「学べて良かった」と保護者の方に喜ばれ、感謝をされると私もやりがいを感じます。